日本放射光学会誌
Vol.22,No1/Jan.2009

【表紙の説明】 
近年の放射光を用いた光電子分光技術の目覚ましい発展により、強相関電子系物質の電子状態を直接的に観測することが可能となった。図は重い電子系超伝導体であるUPd2Al3に対して行った軟X線放射光角度分解光電子分光実験の結果とバンド計算の比較である。この化合物において超伝導と磁性を担っているU 5f電子は遍歴的な性質が強いことが明らかとなった。
      
 
* 2009年度会長挨拶
雨宮慶幸(p.1)(2ページ、739k)
* 回折実験から探るマルチフェロイクの巨大電気磁気応答の発現機構
有馬孝尚(p.3)(8ページ、2,418k)
* 重い電子系超伝導体UPd2Al3に対する軟X線放射光角度分解光電子分光
藤森伸一,斎藤祐児,岡根哲夫,藤森淳,山上浩志,芳賀芳範,山本悦嗣,大貫惇睦(p.11)(9ページ、2,304k)
* 硬X 線光電子分光法を用いた半導体デバイスの分析
吉木昌彦,鈴木正道,土屋義規,市原玲華,齋藤真司,竹野史郎(p.20)(10ページ、4,279k)
* [検出器シリーズ(6)]タイミングを測るⅠ(MCP 検出器)
足立純一,彦坂泰正(p.30)(9ページ、2,282k)


2008年度幹事報告
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