■特別講演 |
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1月8日(土) 13:30-15:30 (中ホール300) |
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1.「放射光X線解析が支える自己組織化巨大分子の科学」 | 藤田 誠(東大工応用化学) 60分 | |
2.「Femtosecond nanodiffraction using a hard X-ray laser -toward the molecular movie.」 |
John Spence (ASU/LBL) 60分 | |
■日本放射光学会市民公開講座「放射光で迫る 物質・生命の謎」 |
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後援:つくば市・つくば市教育委員会 1月9日(日) 15:00-17:00 (中ホール300) | ||
1.日本放射光学会の取り組み 「放射光で見る物質のしくみ」 | 尾嶋 正治(東大院工) 15分 | |
2.「社会に役立つ放射光科学と加速器技術の最前線」 | 浦川 順治(KEK) 35分 | |
3.「放射光が解き明かす環境・エネルギー・グリーン化学の課題」 | 岩澤 康裕(電気通信大) 35分 | |
4.「新しい薬の創造に貢献する放射光」 | 西島 和三(持田製薬) 35分 | |
■学会奨励賞受賞講演 |
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1月8日(土) 17:15-18:15(中ホール300) | ||
1.「全反射を利用する放射光X線分析によるナノシートの新しい構造解析法の開発と応用」 | 福田勝利(信州大) 30分 | |
2.「光電子分光と光反射分光を組み合わせた強相関電子系の研究」 | 松波雅治(分子研) 30分 | |
■企画講演 |
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企画講演1 『「XFEL プロジェクトこの一年」−夜明け前:スタートするXFELの利用−』 |
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1月8日(土) 9:00-10:30(A会場) |
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放射光学会が平成17年度に「究極を目指す光源」として位置づけ、国家基幹技術に認定された「X線自由電子レーザー(XFEL)」プロジェクトの進捗状況を放射光コミュニティーに報告するために、放射光学会年会において「XFEL プロジェクトこの一年」という特別企画講演が2007年よりスタートした。第1回目はプロジェクトの概要報告、2回目は試験加速器におけるEUV波長域の定常的飽和の達成と実機における建設及び利用研究の準備状況の報告、第3回目はフルコヒーレントのシードFELの開発状況、第4回目の昨年はXFEL利用の展望が報告された。5年間にわたるXFEL建設プロジェクトも2011年の3月で終了し、春からは、8月のX線レーザー出力飽和を目指したビーム調整がスタートする。そこで今回の講演では、速やかなレーザー増幅をどう実現するのか、その後の利用実験にどう 迅速に対応していくのか等、XFELの施設の立ち上げに向けた戦略と準備状況を放射光学会会員に詳細に報告する。 |
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The five years' XFEL construction will accomplish in the end of March next year. From the coming spring beam commissioning will start aiming at power saturation of SASE XFEL. This meeting aims to report the audience strategy and present status towards speedy beam commissioning, speedy start-up of experiments, and effective use of XFEL, etc. | ||
司会:石川哲也(理研XFEL) |
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1.「趣旨説明」 | 田中 均(JASRI XFEL) 5分 | |
2.「速やかなレーザー増幅達成に向けて」 | 田中 均(理研・JASRI) 20分 | |
3.「迅速で効率的なビームラインの立ち上げに向けて」 |
矢橋 牧名(理研・JASRI) 20分 | |
4.「戦略的な検出器開発と整備状況」 |
初井 宇記(理研・JASRI) 20分 | |
5.「実験ステーション: コヒーレント回折イメージング」 |
Song Changyong (理研播磨) 25分 | |
The chairperson: Prof. Tetsuya ISHIKAWA (RIKEN XFEL) |
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1. Explanation of the aim | Hitoshi TANAKA (JASRI XFEL) 5 min. | |
2.Towards speedy beam commissioning |
Hitoshi TANAKA (RIKEN・JASRI) 20 min. | |
3.Towards fast and steady start-up of the beamline | Makina YABASHI (RIKEN・JASRI) 20 min. | |
4. Detector system: Strategic development and present status |
Takaki HATSUI (RIKEN・JASRI) 20 min. | |
5.Preparation of experiments - Coherent Diffraction Imaging (CDI) - |
Song Changyong (RIKEN Harima) 25 min. | |
企画講演2 『ERLプロジェクトの現状とその利用への期待』 |
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1月8日(土) 10:45-12:15(A会場) |
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蓄積リング型光源の性能を飛躍的に向上する次世代放射光源・ERL計画がXFEL-Oを組み入れた形で進められている。その試験加速器であるcERLの建設がKEKで開始し、2012年度末には運転を開始する。またcERLを用いてコヒーレントTHz光、およびレーザー逆コンプトン散乱X、γ線利用も可能となる。本企画講演では、ERLとこれらの光源技術の開発現状とcERLへの期待を講演頂く。 |
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1.「cERL/5GeV-ERL/XFEL-O計画の概要と開発の現状」 | 河田 洋(高エネルギー加速器研究機構 ERL計画推進室) 25分 | |
2.「Intense Coherent THz Pulses from the NSLS Source Development Laboratory Photo-injected Linac and Applications in Ultra-fast Material Dynamics」 | G. Lawrence Carr(BNL) 20分 | |
3.「レーザー逆コンプトン微小X線光源によるX線イメージングの応用研究」 | 兵藤 一行(高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所)15分 | |
4.「レーザー逆コンプトンγ線の現状とcERLでの展開」 |
羽島 良一(日本原子力研究開発機構、ガンマ線核種分析研究グループ)25分 | |
5.総合討論 5分 |
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企画講演3 『最先端放射光計測技術による新規電池材料の研究開発』 |
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1月9日(日) 9:00-12:00(A会場) |
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エネルギー問題は環境問題と並んで、解決すべき大きな社会的な課題である。特に、石油資源の枯渇、低炭素社会の実現が求められ、水素を中心としたエネルギー源の確保や電気化学的な貯蔵という観点で、電池技術を中心に“エネルギー”をキーワードとした研究開発が活況を呈している。 |
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1.「趣旨説明」 | 阿部 仁(KEK-PF) 5分 | |
座長:溝川貴司 |
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2.「リチウムイオンおよびナトリウムイオン二次電池用正極材料の電極活性とXAFS解析」 | 駒場 慎一(東京理科大学) 25分 | |
3.「軟X線吸収分光によるプルシアンブルー類似体電極材料の電子状態解析」 | 朝倉大輔(AIST) 20分 | |
4.「硬X線光電子分光による電池材料の電子状態評価」 | 孫珍永(SPring-8) 20分 | |
5.「高輝度放射光計測と次世代電池材料開発」 | 内本 喜晴(京都大学) 25分 | |
休憩 10分 |
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座長:阿部 仁 |
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6.「高輝度放射光を用いた非白金系燃料電池正極触媒における活性点の探索」 |
原田 慈久(東京大学) 25分 | |
7.「Pd微粒子の触媒反応・水素吸蔵反応の実時間連続観測」 |
松村 大樹(JAEA/SPring-8) 20分 | |
8.「放射光XAFS計測技術の高度化と次世代燃料電池触媒の研究開発」 |
岩澤 康裕(電気通信大学) 30分 | |
企画講演4 『生命現象のイメージング』 |
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1月9日(日) 15:30-17:55(A会場) | ||
生命現象の解明にイメージングが本質的な役割を果たしているか、という問いを様々な手法と階層レベルで投げかけてみたい。特にX線のミクロイメージングが10 nmの分解能を有し、細胞内構造の研究に中心的な役割を担いつつあるときであるだけに、他の手法(光学顕微鏡,電子顕微鏡,PETなど)との比較を通じて、X線のミクロイメージングの目標はどこにあるかを明らかにしていきたい。 |
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Does "imaging" play an essential role in biomedical sciences ? This is the main subject to be discussed at the symposium. Resolution of X-ray microimaging is approaching to 10 nm, which enhances the use of X-ray microimaging in the biomedical field much more than before. On the other hand, development of optical microscopy did breakthrough, reaching higher resolution than Rayleigh's criterion. In this symposium, we focus on the role of imaging in biomedical field, and make clear what is really needed for the innovative science. |
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1.「はじめに」 | 木原 裕(関西医科大学) 10 分 | |
2.「超解像蛍光ライブセルイメージングー現状と課題」 | 岡田康志(東京大学医学研究科) 25 分 | |
3.「免疫組織の生体多光子励起イメージング」 |
石井優(大阪大学免疫フロンティア研究センター) 25 分 | |
4.「Soft X-ray nanotomography」 | Maho Uchida(UCSF) 25 分 | |
5.「コヒーレントイメージングの現状と展望」 | 西野吉則(北海道大学) 25 分 | |
6.「分子イメージングで見る脳の機能と疾患診断」 | 須原哲也(放射線医学研究所) 25 分 | |
7.「おわりに」 | 青木貞雄(筑波大学) 10 分 | |
1. Opening remark | Hiroshi Kihara (Kansai Med. Univ.) 10 min. | |
2. Super-resolution microscopy | Yasushi Okada (Univ. of Tokyo) 25 min. | |
3. Imaging in immunology | Masaru Ishii (Osaka University) 25 min. | |
4.Soft X-ray nanotomography | Maho Uchida(UCSF) 25 min. | |
5.Coherent X-ray diffraction microscopy | Yoshinori Nishino (Hokkaido University) 25 min. | |
6. PET: molecular imaging | Tetsuya Suhara (Institute of Radiology) 25 min | |
7.Closing remark | Sadao Aoki (Univ. of Tsukuba) 10 min. | |
企画講演5 『次世代放射光に向けた装置開発と利用研究〜放射光実験用検出器と超高速現象の研究〜』 |
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1月10日(月) 9:00-12:00(A会場) | ||
次世代放射光に向けた装置開発と利用研究開拓は車の両輪であり、両者をバランスよく推進することが肝要である。その中でも、本企画講演では、検出器開発と超高速現象の研究を取り上げる。 |
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1.「趣旨説明」 | 岸本 俊二(KEK物構研) | |
座長:岸本俊二 | ||
2.「PILATUSの現状と新世代検出器の開発状況」 | 豊川 秀訓(JASRI) 25分 | |
3.「高速偏光スイッチング実験用マルチアノードMCPシステム」 | 雨宮 健太(KEK物構研) 20分 | |
4.「CMOS検出器を用いたタンパク質結晶の回折データ測定」 | 長谷川 和也(JASRI) 20分 | |
休憩 5分 |
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座長:田中義人 | ||
5.「ピコ秒時間分解XAFSを用いたスピンクロスオーバー錯体における光誘起構造転移ダイナミクスの研究」 | 野澤 俊介(KEK・PF) 20分 | |
6.「時間分解X線回折を用いたナノ構造体の光応答観測」 | 一柳 光平(東大・新領域) 20分 | |
7.「相変化材料の時間分解顕微XAFS〜マイクロビームを用いた時間分解XAFSの現状と展望」 | 大沢 仁志(JASRI) 20分 |
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座長:足立伸一 | ||
8.「軟X線放射光による時間分解光電子分光の表面ダイナミクスへの展開」 | 松田 巌(東大・物性研) 20分 | |
9.「EUV-FELと紫外フェムト秒レーザーを用いた光励起分子の超高速電子ダイナミクスの研究」 | 小城 吉寛(理研・基幹研) 20分 | |
10.「まとめ」 | 足立 伸一(KEK物構研) 10分 | |
企画講演6 『X線光学素子とX線イメージング法の新展開』 |
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1月10日(月) 15:30-17:00(A会場) |
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科学技術は、何かの技術のブレークスルーや新規提案を発端として著しく発展する。X線顕微鏡分野においても例外ではなく、光学素子の発展、新規イメージング法の登場により、進歩を続けている。現在、分解能は10nmに達しており、XFELなどの新しい光の登場により、ますます、その進展が予想される。本企画講演では、近年提案され、今後のブレークスルーにつながると予想される光学素子、光学系、イメージング法に関してご講演して頂く。 |
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1.「趣旨説明」 | 三村 秀和 (大阪大学大学院工学研究科) 6分 | |
2.「多層膜ラウエレンズの現状と円形型ラウエレンズへの発展」 | 小山 貴久 (兵庫県立大院物質理(現:JASRI/SPring-8)) 18分 | |
3.「ミラー光学素子による硬X線顕微鏡の現状と4枚の非球面ミラーを用いた結像光学系の実現」 | 松山智至 (大阪大学大学院工学研究科) 18分 | |
4.「X線Talbot干渉計の現状と結像型X線顕微鏡への展開」 | 矢代航 (東京大学大学院新領域) 18分 | |
5.「X-Ray Coherent Diffractive Imaging Using Extended References: Holography Beyond the Point Source」 | Manuel Guizar-Sicairos (Paul Scherrer Institut, Switzerland) 30分 | |
■各施設利用者懇談会 |
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UVSOR利用者懇談会 | 1月7日(金)13:00〜14:00(A会場) | |
PF懇談会主催PFユーザーの集い | 1月7日(金)14:00〜15:00(A会場) | |
VSX高輝度光源利用者懇談会 | 1月7日(金)15:00〜16:00(A会場) | |
SPring-8利用者懇談会 | 1月7日(金)16:00〜17:00(A会場) | |