開催日時:2009年9月7日(月) 9:30 -17:30 (講習会) 18:00 - 20:00 (交流会)

会場:東京大学 本郷キャンパス 工学部 6号館 63講義室(東京都文京区本郷)
 
主催:日本放射光学会
共催:大阪大学蛋白質研究所,高エネルギー加速器研究機構放射光科学研究施設,高輝度光科学研究センター,佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター,産業技術総合研究所計測フロンティア研究部門,自然科学研究機構分子科学研究所極端紫外光研究施設,VUV・SX高輝度光源利用者懇談会,SPring-8利用者懇談会,東京大学放射光連携研究機構,東京大学物性研究所軌道放射物性研究施設,東京理科大学総合研究機構赤外自由電子レーザー研究センター,東北大学特定領域横断研究組織「シンクロトロン放射」, 名古屋大学小型シンクロトロン光研究センター,日本大学電子線利用研究施設,兵庫県立大学高度産業科学技術研究所,広島大学放射光科学研究センター,PF懇談会,UVSOR利用者懇談会,理化学研究所播磨研究所,立命館大学SRセンター,立命館大学放射光生命科学研究センター
 
基礎講習会の概要

 日本放射光学会は、我が国の各放射光施設およびユーザ団体と協力して、放射光科学の裾野の拡大と、放射光科学入門者に向けた放射光基礎教育の充実を目的とした放射光基礎講習会を開催いたします。
 本講習会では、放射光という研究ツールをあらたに利用して研究や開発を始めようとしている学生・研究者の皆さんが、その特性を有効に活用して研究・開発を進めるために必要な放射光の原理・基盤技術を学びます。さらに、本講習会で最先端の研究ツールとしての放射光の特徴やその応用事例を紹介することによって、他分野の研究者にも放射光利用研究の具体的なアイデアを提供します。
 放射光の基礎を学ぶ機会として、“放射光についてもっと知りたい”、“放射光で何が出来るのかを知りたい”とお考えの皆様は是非ご参加ください。また、“放射光をさらに活かした研究・開発を進めたい”とお考えの皆様も大歓迎です。

定員:75名(75名を超えるお申込については受付できませんのでご了承下さい。)
参加申込締切日:2009年8月31日(月)(定員になり次第締め切らせていただきます。)
参加費:2,000円(テキスト代を含む)
交流会参加費:3,000円
参加申し込み方法申込受付を終了いたしました。
アイコンをクリックすることで、PDF版ポスターをダウンロードできます。
 
○プログラム

9:30 - 12:30

1.研究開発ツールとしてのX線領域の光:放射光の活用

我が国の放射光施設の紹介と研究開発ツールとして先端研究および産業利用での放射光利用研究開発の具体例を紹介します。
・広がる放射光利用  雨宮慶幸 会長
・基礎研究への活用分野  高田昌樹(SPring-8)
・産業活用の事例  平井康晴(佐賀LS)
 
2.放射光のサイエンス
放射光の発生・ビームラインの光学系からX線の検出まで、その原理と基盤技術を紹介して、研究開発ツールとしての放射光の特徴を学びます。
・光の特性   加藤政博(UVSOR)
 
(昼食)
 
13:30 - 17:30
・光のハンドリング  後藤俊治(SPring-8)
・光の検出    岸本俊二(KEK-PF)
 
3.先端研究への活用法
放射光を研究開発ツールとして利用している主要な測定手法について、その測定・解析の原理を紹介して、その結果、何が分かるのかを学びます。
・回折・散乱による測定  村上洋一(KEK-PF)
・分光測定から分かること  木村昭夫(広島大)
・イメージングの手法  篭島靖(兵庫県立大)
 
4.放射光利用研究のトピックス
最先端の放射光利用研究をトピックスとして紹介します。
・ナノテクへの放射光利用 北川進(京大/理研)
 
18:00 - 20:00
・交流会
放射光エキスパートである講習会講師に気軽に質問できる場として交流会を設けて、講習会の内容への理解を深めます。

          

第1回日本放射光学会 放射光基礎講習会
「先端研究開発ツールとしての放射光利用術」
   
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