放射光計測は基礎物理から生命科学、産業分野まで、強力な解析手法となりつつあります。第14回は昨年と同様の2部構成です。第1部(1日目)は導入編として、放射光そのものの解説と発生原理、そして身の回りの不思議を謎解くことにも放射光が活用できるような話題を提供します。第2部(2日目)は、基礎編として放射光の光学技術の基礎と、各講師が注目する先端科学の話題をご提供します。
本講習会では、研究開発を深めたり加速させたりするための基礎知識を、放射光施設の最前線で活躍する講師陣から直接学ぶことができます。各講義は、講師のPDFテキストと、副読本の「放射光ビームライン光学技術入門」を併用して行われる予定です。開催形態は、どなたでも広く参加いただけるようオンライン開催とし、第1部の導入編の参加費を無料とします。放射光の活用の可能性を感じて頂く機会としてぜひご参加ください。
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9月6日【導入編(無料)】 |
13:00〜13:10 挨拶 阿部 仁(日本放射光学会 行事幹事) |
13:10〜14:50「放射光とは」北村 英男(理化学研究所名誉研究員) |
14:50〜15:50「光と物質の相互作用 〜光で観る・変える〜」田中 義人(兵庫県立大学) |
15:50〜16:50「水で育つ放射光科学」原田 慈久(東京大学) |
9月7日【基礎編】 |
9:10〜 10:10 「トモグラフィで時空間フロンティアを拓く」矢代 航(東北大学) |
10:10〜11:10 「コヒーレント光で拓くナノの世界」高橋 幸生(東北大学) |
11:10〜12:10 「光の進化と検出器の進化」初井 宇記(理化学研究所) |
12:10〜13:30 休憩
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13:30〜14:30「光を産業界で活用する」加藤 悟(豊田中央研究所) |
14:30〜15:30「異分野、異業種の交差点」上杉 健太朗(高輝度光科学研究センター) |
15:30〜 おわりに 阿部 仁(日本放射光学会 行事幹事) |
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講師陣によるテキストPDF(印刷可、コピー不可)を配信します。 |