開催日時:2009年8月10日(月)13:00〜17:40、11日(火)9:00〜15:00

場所大阪大学吹田キャンパス 理工学図書館 図書館ホール
アクセスhttp://suita.library.osaka-u.ac.jp/intro_access.html
代表:矢代航(東大)(三村秀和(阪大)、竹内晃久(JASRI))
共催:大阪大学グローバルCOEプログラム 高機能化原子制御製造プロセス教育研究拠点(研究代表者:山内和人)
研究会の趣旨

本研究会では、5〜10年後の将来の展開を見越して、1 nmスケールの高効率の硬X線の集光を実現するには、どのような設計が可能で、どのような技術開発が必要であるか、またそれが実現された場合にどのような利用価値があるか、について、X線光学、微細加工技術の研究者、放射光ユーザーを招いて分野横断的な議論を行うことを目的とする。学術成果発表よりもむしろ将来の議論に重点をおき、若手研究者の将来に向けた新しいネットワークの構築を目指す。
第一日目は、X線光学の研究者、放射光ユーザーの講演を中心に、X線集光技術およびその利用についての将来展望を議論する。第二日目はマイクロ・ナノ構造制御技術の研究者の講演を中心として、当該分野の最先端の話題について紹介してもらう。午後はディスカッションのセッションとして、各分野の将来の研究テーマに対して、互いにどのようなソリューションが提供できるのかについて、いくつかの具体的な例に絞って議論する。

参加費:無料
懇親会費:無料
学生参加者特典: 8/10(月)夜の宿泊費(朝食なし)を全額支給(ただし先着順)
※参加申し込みを締め切りました。
   
○プログラム(敬称略)

8月10日(月)13:00〜17:40

はじめに(13:00〜13:20)

  ◆研究会趣旨説明(矢代航、東大院新領域)
  ◆開会の挨拶(山内和人、阪大院工)
基調講演(13:20〜14:00)
  ◆X線顕微鏡の現状と今後の期待(青木貞雄 筑波大数理物質)
放射光ユーザーのニーズ(14:10〜16:30)
  ◆表面・界面・ナノ構造解析の将来展望(木村滋、JASRI)
  ◆XAFSの将来展望(遠藤理、農工大工)
  ◆集光X線を利用した高分解能回折顕微法の開発(高橋幸生、阪大院工)
  ◆ミラー集光光学系を用いた走査型X線顕微鏡の開発(松山智至、阪大院工)
  ◆バイオイメージングにおけるX線ナノビームの活用(水谷治央、東大総括プロ)
  ◆小角X線散乱法におけるナノビーム応用(篠原佑也、東大院新領域)
施設見学@(大阪大学大学院工学研究科、超精密科学研究センター(ウルトラクリーン実験施設))(16:40〜17:40)
 
懇親会(18:00〜19:30)
 
8月11日(火)9:00〜15:00
基調講演(9:00〜9:40)
  ◆X線集光素子作製技術の現状と将来展望(竹中久貴、NTT-ATN)
マイクロ・ナノ構造制御技術の最前線(9:50〜12:10)
  ◆ナノ・マイクロマシニングとその構造体(戸田雅也、東北大工)
  ◆LIGAプロセスの最前線(野田大二、兵庫県大高度研)
  ◆機能性高分子による微細パターン作製技術の最前線(渡邊宏臣、JST/ERATO)
  ◆ナノアーキテクチャー技術の最前線(三木一司、物材機構)
  ◆ミラー光学素子による硬X線ナノ集光システムの開発(三村秀和、阪大院工)
  ◆軟X線顕微鏡用精密多層膜ミラーの開発(津留俊英、東北大多元研)
 
施設見学A(大阪大学大学院工学研究科、超精密科学研究センター(ウルトラクリーン実験施設))(12:10〜13:40)
 
ディスカッション(13:40〜15:00)

          

日本放射光学会第一回若手研究会「X線ナノ集光技術研究会」
   
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