「先端的リング型光源計画特別委員会」について


 日本放射光学では2005年3月に、第3期科学技術基本計画に盛り込まれる予定のいわゆる「国家基幹技術10項目」の中に次世代放射光源が含まれることに関連して、従来学会で検討されてきた将来計画に新たに次世代光源を加えて検討するための「次世代光源検討特別委員会」を設置しました。この特別委員会のまとめが2005年9月3日の評議員会に提出され、日本放射光学会の提言として認められました。(この提言については、ここをご覧下さい。)
 提言の中にある「先端的リング型光源計画を早急に策定・推進することが、放射光コミュニティーにとって極めて重要である。」を受けて、

1.放射光コミュニティーの要望する先端的リング光源の性能と利用研究の方向性を明らかにし、
2.先端的リング光源計画策定の基本的な指針を与えること

をミッションとする委員会を設置することを提案し、2005年9月3日の評議員会で承認されました。この委員会の構成は下記の通りです。この委員会では1年程度の議論を行い、この趣旨に沿ったワークショップも併せて開催し、報告書を纏めました。

日本放射光学会
「先端的リング型光源計画特別委員会」委員

朝倉 清高(北大) 足立 伸一(KEK) 雨宮 健太 (KEK)
雨宮 慶幸(東大) 石川 哲也(理研) 篭島 靖 (兵庫県立大)
神谷 幸秀(KEK) 河田 洋 (KEK) 木下 豊彦(JASRI)
熊谷 教考(JASRI) 小杉 信博(分子研) 古宮 聰 (JASRI)
坂中 章悟(KEK) 島田 賢也(広大) 関山 明 (阪大)
高田 昌樹(JASRI) 田中 均 (JASRI)
中川 敦史(阪大)
西島 和三(持田製薬) 羽島 良一(JAEA) 村上 洋一(東北大)
若槻 荘市(KEK)    
    (以上22名、下線委員長) 
オブザーバー/事務局 (放射光学会)
下村 理(会長)、 澤 博(渉外幹事)、 木村真一(行事幹事)

■「先端的リング型光源計画特別委員会」の活動記録はこちらです。

■2006年11月3日 5回に亘る特別委員会の報告として、先端的リング型光源計画に関する報告書を日本放射光学会会長に提出しました。

この後、日本放射光学会は次の手順を踏んで、学会の報告書としました。

●2006年12月、先端的リング型光源計画に関する報告書に関して、パブリックコメントを求めました。
   寄せられたパブリックコメントはこちらです。

●2007年1月12日、評議委員会において、先端的リング型光源計画に関する報告書が承認されました。

先端的リング型光源計画に関する報告書