1月7日(土) | 13:30-14:20
A会場 ナノ世界を可視化する放射光科学 ー基礎から最先端までー 雨宮慶幸(東京大学大学院新領域創成科学研究科) |
50分 |
1月7日(土) | 14:30-15:20
A会場 XFELによる環境制御ナノイメージング:細胞ダイナミクスから自動車用ナノ材料まで 西野吉則(北海道大学電子科学研究所) |
50分 |
企画講演1 『次世代光源と期待されるサイエンス』 | ||
1月8日(日) | 9:00-11:30 (A会場) | |
次世代のリング型光源として、 今まさに回折限界光源 (DLSR) の時代がはじまろうとしている。 一方で、 ライナックベースのXFELも、 従来の常伝導加速器に加えて、 超伝導加速器を用いた高繰り返し化を目指す流れも顕著になってきた。 このような先端光源群の中で、 特にDLSRはどのような将来を切り拓いていくのか、 それを支える先端テクノロジー (X線光学系、検出器等) とともに議論を行ないたい。 | ||
司会 後藤俊治 (JASRI) | ||
1. 企画概要 田中均(理研) |
10分 | |
2. 次世代加速器システムの特徴と検討状況 渡部貴宏(JASRI) |
20分 | |
3. 利用のテクノロジーとサイエンスの方向性 矢橋牧名(理研) |
20分 | |
4. 放射光利用を支える検出器技術の将来展望 初井宇記(理研) |
20分 | |
5. ユビキタス・ナノイメージングがもたらす将来のすがた 高橋幸生(阪大) |
20分 | |
6. コヒーレントな高光子エネルギーX線の持つ放射光科学の可能性 玉作賢治(理研) |
20分 | |
7. 全体討論 後藤俊治(JASRI) |
40分 |
企画講演2 『IR/THz-FELの現状と今後の展望』 | ||
1月8日(日) | 15:30-17:30 (D会場) | |
最近のパルスレーザー技術の発展によって、主に検出光として用いられてきた赤外(IR)/THz光が、素励起を直接励起したり、巨大電場を印加できる光として新たに注目されている。IR/THz-FELでは、従来のパルスレーザーでは不可能な波長可変性を用いることができるため、共鳴励起などの新たな可能性がある。しかしながら、日本国内のIR/THz-FELはこれまで光源開発が主眼に置かれており、その特色を生かした利用研究が十分に行われているとは言えない。そこでこの機会を利用して、IR/THz-FELの利用の可能性について議論する。 |
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司会 木村真一(阪大生命機能) | ||
1. 趣旨説明 木村真一(阪大生命機能) |
10分 | |
2. 海外・国内IR/THz-FEL光源の現状 全炳俊(京大エネ研) |
25分 | |
3. 海外・国内IR/THz-FEL利用の現状 築山光一(東理大理) |
25分 | |
4. THz-FEL光による有機固体のソフトな分子脱離と応用展望 永井正也(阪大基礎工) |
20分 | |
5. 生命科学分野へのFELの応用研究 川崎平康(東理大FEL) |
20分 | |
6. 高強度THz近接磁場を用いた巨視的磁気秩序の制御 渡邊浩(阪大生命機能) |
20分 |
企画講演3 『キラリティー科学から低エネルギー回折限界光源への期待』 | ||
1月9日(月) | 9:00-11:30 (A会場) | |
キラリティーにかかわる研究は、アミノ酸や糖分子といった分子レベルの基礎研究から、タンパク質高次構造や遺伝子機能の解析、創薬といった応用研究まで、多種多様に繰り広げられている。これらは地球上生物の生体を構成するアミノ酸や糖分子が偏ったキラリティー(左手型アミノ酸・右手型糖 優位)をもつという光学的性質に起因している。これらキラリティーを持つ分子の光学的性質を知るためには円二色性分光が最も強力な測定方法の一つである。また、円偏光光源によりキラリティーを発現させる試みも行われており、放射光の持つ波長・偏光特性などを生かした研究が展開されている。本企画講演では、特に、紫外-真空紫外および赤外-テラヘルツ領域の回折限界光源を用いて、どのような科学の発展が見込めるかを議論する。 |
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司会 藤井健太郎 (量研機構) | ||
1. 趣旨説明 藤井健太郎(量子機構) |
5分 | |
2. 高精度万能旋光計(HAUP)による固体キラリティー科学の発展 朝日透(早稲田大) |
30分 | |
3. 近接場CDナノイメージングによる局所キラリティー観察 成島哲也(分子研) |
30分 | |
4. 真空紫外円二色性による蛋白質の構造解析と生体分子相互作用研究への応用 松尾光一(広島大) |
20分 | |
5. 振動励起円二色性測定(VCD)の現状 池本夕佳(JASRI) |
15分 | |
6. 円偏光及び光渦放射光の発生の現状 加藤政博(分子研) |
20分 | |
7. テラヘルツ円偏光自由電子レーザーの現状 入澤明典(大阪大) |
15分 | |
8. 総合討論「次世代光源への期待」 田中真人(産総研) |
15分 |
企画講演4 『産業界の分析ツールとしての放射光利用の在り方』 | ||
1月9日(月) | 15:30-17:20 (D会場) | |
近年、放射光の産業利用が普及するにつれて、多様な産業界ユーザーを反映した多様な利用形態が見られるようになってきた。 産業界の多様性とは多様な技術テーマだけではなく、個々の業界や企業の事情に依存した多様な研究開発環境にも起因する。すなわち、その課題解決には利用技術だけではなく利用方法についても最適な選択が求められている。 本企画講演では、放射光施設の現状において、企業ユーザーがどのような工夫をしてより適切な放射光利用の選択肢を見つけているかについて、企業ユーザーの講演者から紹介していただく。これにより、現状の放射光施設は十分な解決方法の選択肢を提供できているか、さらに実のある産業利用成果を創出するには将来の施設の整備計画、運用計画がどのようにあるべきか、について今一度放射光コミュニティーで考える場としたい。 | ||
司会 佐藤眞直 (JASRI) | ||
1. 趣旨説明 佐藤眞直(JASRI) |
10分 | |
2. デンソーにおける最近の放射光活用事例と専用ビームライン設置の背景 加藤久弥(株式会社デンソー) |
20分 | |
3. 創薬研究における自動化ビームラインの活用 天野靖士(アステラス製薬株式会社) |
20分 | |
4. In-situ USAXS/SAXS法を用いた高引裂き強度シリコーンゴム開発 妹尾政宣(住友ベークライト株式会社) |
20分 | |
5. (株)コベルコ科研における放射光利用の現状と将来への期待 稲葉雅之(株式会社コベルコ科研) |
20分 | |
6. 排ガス浄化触媒解析における放射光利用と将来への期待 堂前和彦(株式会社豊田中央研究所) |
20分 |
※各オーラルセッション内で行ないます。
オーラル1B VSX(表面) | ||
1月8日(日) | 10:00-10:30
B会場 光電子ホログラフィーによる局所構造と電子状態の原子分解能解析 松井文彦(奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科) |
30分 |
オーラル1E 生物 | ||
1月8日(日) | 9:00-9:30
E会場 X線自由電子レーザーで捉えたバクテリオロドプシンの光反応中間体構造 南後恵理子(理化学研究所 放射光科学総合研究センター) |
30分 |
オーラル2C X(回折・散乱) | ||
1月8日(日) | 10:40-11:10
C会場 共鳴軟X線小角散乱による磁気テクスチャの観測 山ア 裕一(東京大学大学院工学系研究科量子相エレクトロニクス研究センター) |
30分 |
オーラル2D X(XAFS) | ||
1月8日(日) | 11:40-12:10
D会場 XAFSイメージングによる固体触媒構造・反応の可視化 唯美津木(名古屋大学物質科学国際研究センター ・ 理化学研究所 放射光科学総合研究センター) |
30分 |
オーラル3F ビームライン・測定器 | ||
1月8日(日) | 15:30-16:00
F会場 次世代光源に向けたビームライン光学技術の最前線 大橋治彦 (高輝度光科学研究センター) |
30分 |
オーラル4C VSX(原子分子) | ||
1月9日(月・祝) |
9:00-9:30
C会場 水素の光解離で生成するLyman-α光子ペアの角度相関 −分子の対称性と解離原子ペアのもつれ− 河内宣之 (東京工業大学 理学院 化学系) |
30分 |
オーラル5D イメージング | ||
1月9日(月・祝) | 10:40-11:10
D会場 4次元X線CT法で見えたゴムの新たな変形挙動 間下亮 (住友ゴム工業株式会社) |
30分 |
オーラル6A VSX(固体) | ||
1月9日(月・祝) | 15:30-16:00
A会場 共鳴軟X線散乱で見た遷移金属酸化物の新しい磁気秩序 和達大樹(東京大学物性研究所) |
30分 |
オーラル7B 加速器・光源 | ||
1月9日(月・祝) | 16:15-16:45
B会場 高強度レーザー加速による放射光源の可能性 神門正城 (量子科学技術研究開発機構 関西光科学研究所) |
30分 |
1月7日(土) | 16:30-17:00
A会場 超高速時間分解XAFSによる不均一触媒のメカニズムの研究 上村洋平(自然科学研究機構 分子科学研究所) |
30分 |
1月7日(土) | 17:00-17:30
A会場 X線自由電子レーザーによる溶液環境コヒーレント回折イメージング法の開発 木村隆志(北海道大学 電子科学研究所) |
30分 |
放射光SOR-RINGが一般財団法人日本分析機器工業会(JAIMA)の分析機器科学機器遺産認定2016に認定されたことをうけて、記念講演を行なっていただきます。
1月7日(土) | 17:30-17:50
A会場 SOR-RING始末 −放射光SOR-RINGの「分析機器・科学機器遺産」認定を記念して− 佐々木泰三 |
20分 |