日本放射光学会誌
Vol.19,No4/July.2006

【表紙の説明】 
 SPring-8に一昨年より建設しておりましたXFELプロトタイプ試験加速器(250 MeV SCSS Prototype Accelerator)、最終的な機器設置が本年3月末に終了し、5月8日よりレーザー発振へ向けた本格的ビーム調整を開始し、6月15日(木曜日)、19時30分に最初のレーザー光を観測し記念撮影。この場に居合わせることが出来なかった数多くのスタッフ、そしてメーカーの方々を含めた全員の努力が、ここにレーザー光となって結実した。ほんとうにご苦労様でした。この成功によって、XFEL実現にもっとも重要となる技術:低エミッタンス熱電子銃の性能が実証され、必要な技術が出揃った。いよいよ本年より本格的XFELの建設に取り掛かります。。。
      
* メソポーラスシリカのキャラクタリゼーションと応用:
陽電子科学の新しい展望

田中宏幸,栗原俊一,Allen P. Mills, Jr. (p.209)(11ページ、1,328k)
* 高濃度ホウ素ドープダイヤモンド超伝導体の軟X線角度分解光電子分光
横谷尚睦(p.218)(5ページ、1,011k)
* SPring−8における高純度バンチ運転
青木 毅,田村和宏 (p.223)(9ページ、1,407k)
* PFリング直線部増強—リング改造と立上げ状況
谷本育律,宮内洋司,本田 融,小林幸則 (p.232)(9ページ、2,085k)
* 高輝度X線が明らかにした昆虫飛翔筋構造の進化の過程
岩本裕之,井上勝晶,八木直人 (p.241)(7ページ、1,297k)
*[ビームライン光学技術シリーズ(7)] 光の形を整形する(反射鏡編)
宇留賀朋哉,野村昌治(p.248)(10ページ、1,438k)

*XFELプロトタイプ試験加速器にて,6月15日波長50nmのレーザー発振に成功いたしました! 新竹 積
*The 9th International Conference on Synchrotron Radiation Instrumentation (SRI2006)会議報告
SRI2006を終えて
鈴木昌世
*加速器 本田 融
*挿入光源 山本 樹
*軟X線ビームライン 仙波泰徳
*硬X線ビームライン 後藤俊治
*検出器 雨宮慶幸,伊藤和輝
*硬X線イメージング 梅谷啓二
*4th International Workshop on Mechanical Engineering Design of
Synchrotron Radiation Equipment and Instrumentation (MEDSI2006)
後藤俊治
(p.258)(14ページ、1,928k)

■掲示板  ■会告  ■行事予定  ■日本の主な放射光施設のWeb Site  
■賛助会員名簿 ■ 編集委員会名簿、編集後記


戻る